ランニングでミトコンドリアを効果的に増やす方法の嘘とほんと

こんにちは。

有酸素運動においてエネルギーの大半は細胞の発電所であるミトコンドリアから供給されることはマラソンランナーの方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。但し、どのようにその発電力を増やしていくのかという話になると、ネット上では空腹時のロングジョグやインターバル走というどちらかと言うと間逆な情報が混在して出てきたりします。またその延長線上で故障をしたくないけどミトコンドリアを増やしたいからロングジョクというコメントも科学的根拠なしに語られていたります。

そこで今回はこの論争?に関連しそうな面白い研究を見つけたので、このブログで紹介したいと思います。それは、「Mitochondrial Adaptation To Training: Superior Effect Of Interval Versus Continuous Exercise When Work Is Matched」と題されたもので、2016年にカナダのマックマスター大学から発表されたものです。

研究方法は片足で出来るサイクリング機器を使って30分のトレーニングを片足ずつそれぞれ①30分間ピークパワーの50%ペダリング②5分間ピークパワー65%+2分半回復(ピークパワー20%)のペダリングを4セット、に分け2週間で計6回ずつ行うというもの。その結果、ミトコンドリアがどう増えたのかというものをレポートしています。研究方法がユニークですよね。手法はサイクリングですが、ミトコンドリアの増加を見るという意味ではランニングにおいても適用できる内容です。

そして結果は、②のインターバルの手法において、ミトコンドリアが劇的に増えたと具体的なデータでレポートされています。これにより、強度やパターンによってミトコンドリアの増加に変化があると結論付けられています。

この研究から少なくとも言えそうなことは、言わゆるLSDがミトコンドリアの増加につながるのかどうかは確認されてないということです。むしろ益々懐疑的な印象を受けます。またインターバルのメニューにおいてもピークパワーの65%で実施したにすぎないので、よくランニングのトレーニングで行われているような強度の高いインターバルが更なるミトコンドリアの増加につながるのかは明確になっていません。ひょっとするとその辺りは別の論文で実証されているかもしれないので、見つかり次第またどこかのタイミングで本ブログで共有したいと思います。

今回の考察として言えることは、ミトコンドリア増加の観点では低強度のロングジョグはその効果が怪しく、インターバルの方が効果的という事です。

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基本、毎朝ランニングで時々ロードバイク。数年前から炭水化物はあまり摂らなくなってきて健康志向かと思いきや、ビール・ワイン・日本酒等の飲酒量は増加傾向・・・。